はじめに
ED(勃起不全)は、決して珍しい症状ではありません。
厚生労働省の調査によると、20〜79歳の男性のうち 約30.9%(およそ1,400万人)がEDの症状を抱えている とされています(参考:厚生労働省 資料2-1 PDF)。
私自身もその一人でした。
「勃起しても途中で萎えてしまう」「そもそも勃起できないことがある」──そんな状態が続き、性行為を楽しむどころか、自信を失っていきました。
ネットを調べると「サプリ」「オナ禁」など様々な改善法が紹介されていますが、私には効果を感じられませんでした。
そんな中で思い切って試したのが、バイアグラを専門クリニックで処方してもらうことでした。
この記事では、私が実際にバイアグラを使って感じた効果や副作用、処方までの流れを体験談として正直にお伝えします。
EDで悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
私のEDの症状と悩み
私のEDの症状は
- 勃起の維持が難しい
初めての性行為から勃起はするけど射精まで至らないという悩みを持っていました。以降は常に途中で萎えてしまい、性行為が最後まで続かない悩みを抱えていました。上手く射精まで到達するのは5回に1回程度だったでしょうか。 - 勃起自体ができないことがある
次第に、性的に興奮しても反応が弱く、勃起が不十分なまま終わることすらありました。
こうした症状が重なることで、性行為に対して「またうまくいかないのでは」という不安が強まりました。この精神的なプレッシャーがさらに悪影響を与え、症状を悪化させていたと思います。
結果として性生活を楽しめなくなり、自信を失っていきました。
試したことと失敗談
EDを改善しようと、まずは自分でできそうな方法をいくつか試しました。
亜鉛サプリを飲む
ネットで「精力アップに効く」と書かれていた亜鉛サプリを試しました。数か月ほど続けましたが、実感できる効果はほとんどありませんでした。
オナ禁に挑戦
自慰行為を控えれば改善するのではと思い、オナ禁にも挑戦しました。しかし数日と続かず、かえってストレスや性欲のコントロールが難しくなり逆効果に感じました。
生活習慣の見直し
睡眠や運動にも気を配ろうとしましたが、そもそも継続できず、ED改善に直接つながった実感は得られませんでした。
こうして振り返ると、自己流の取り組みやサプリでは限界があると痛感しました。
一時的に気休めになっても、根本的な改善にはなりませんでした。
バイアグラを処方してもらった経緯
自己流の取り組みでは改善できなかったため、思い切って専門の治療を受けてみようと考えました。
ただ、最初にネットで「バイアグラ」と検索すると、個人輸入や怪しい通販サイトがたくさん出てきました。
海外のものは日本人の体格などに合っているか分からないし、安さを売りにしているものもありましたが、偽物や健康被害のリスクを考えると、どうしても手を出す気にはなれませんでした。
そこで改めて調べたところ、医師の診察を受けたうえでバイアグラを処方してもらえる専門クリニックがあることを知りました。最近はオンライン診療にも対応しており、自宅からでも予約・受診が可能です。場所や時間の制約が少なく、私にとっては大きな安心材料になりました。
最初は「薬に頼ってしまっていいのか」「副作用は大丈夫なのか」「費用はいくらくらいかかるのか」といった不安もありました。ですが、思い切って予約をしてオンライン診療を受けたところ、丁寧に説明を受けられ、納得したうえで処方を受けることができました。
もっと早く薬に頼っていれば良かったと感じました。
実際に使用してみた効果
初めてバイアグラを服用したときは、とても緊張しました。
行為1時間前に服用し、実際に勃起を維持できる力強さを感じました。
それまでの私は「そもそも最初から勃起しない」「最後まで行為を続けられない」という悩みを常に抱えていましたが、「最初から勃起しない」ということはなくなり、芯のある硬さも得られました。
ただし、私には射精障害もあったため、服用して勃起は持続できても「最後まで射精に至る」ことは難しい場面がありました。
それでも明らかに勃起時間は伸び、1度萎えても再度勃起が回復することも多くなりパートナーとの関係においては大きな前進でした。
一方で、最初は服用のタイミングや食事との関係に慣れておらず、効果を感じにくいこともありました。空腹時に服用したほうが効果が安定することを、使いながら学んでいきました。
副作用や注意点
バイアグラを使用してみて、私が実際に感じた副作用は顔のほてり・鼻づまり・頭痛でした。
特に服用後に血流が良くなっている感覚があり、その影響で頭痛が起こることがありました。
人によって体質や体調で違いが出ると思います。
自己判断で個人輸入やネット通販に頼るのではなく、必ず医師の診断を受けてから使用することが重要です。
改善して分かったこと・学び
バイアグラを使ってみて、ED治療に関していくつか大事なことに気づきました。
- 専門クリニックで相談することが安心につながる
自己流でサプリやオナ禁に挑戦しても改善しなかった私ですが、医師の診断を受けたことで「自分に合う薬」を安全に処方してもらえました。不安な点も相談できるので、精神的にもとても楽になりました。 - サプリや我流では限界がある
ネットには多くの情報がありますが、効果が実証されていないものも多いです。亜鉛や生活習慣改善も大事ではあるものの、即効性や確実性は低く、医師の治療にはかないませんでした。 - 精神的な負担が軽くなる
「バイアグラがある」という安心感があるだけで、行為に集中できるようになりました。結果的にプレッシャーが減り、性行為自体を楽しむ余裕が戻ってきました。
バイアグラは魔法の薬ではありませんが、正しい使い方をすれば大きな助けになると実感しました。
まとめ
ED(勃起不全)は決して珍しい悩みではなく、多くの男性が抱えている問題です。
私自身も長年苦しみましたが、専門クリニックでバイアグラを処方してもらうことで改善のきっかけをつかむことができました。
今回の体験を振り返ると、次の点が特に大切だと感じます。
- 自己流やサプリでは限界がある
- 医師に相談して処方を受けることが安心につながる
- 薬があるという安心感が精神的な支えになる
バイアグラは、EDに悩む人にとって有効な選択肢のひとつです。
ただし、必ず医師の診断を受けて、自分の体に合った使い方をすることが大前提になります。
また、私はEDと同時に「射精障害」も抱えていました。
バイアグラで勃起の問題は改善できても、射精障害には別の取り組みが必要でした。
👉 詳しくは私の体験談記事 射精障害(遅漏)を改善した3か月の記録 で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
最後になりますが、私の体験が同じ悩みを持つ方の一歩を後押しできれば嬉しく思います。