はじめに
私は長くEDと膣内射精障害に悩んできました。
EDに関してはバイアグラなどの処方で対処できましたが、とりわけ射精障害の改善には苦労してきました。
ただ、射精障害(遅漏)は決して珍しいものではありません。
TENGAヘルスケアの調査によると、20〜70代の男性のうち 15.2%(約6.6人に1人)が「自分は遅漏気味だ」と回答 しています。
さらに「性行為で射精できない(腟内射精障害)」と答えた人も 5.8%(約20人に1人) にのぼり、多くの男性が悩んでいることが分かります。
「勃起はできるのに最後まで射精できない」「行為が長引きすぎて相手を困らせてしまう」──長年、この悩みを抱えてきましたが、20人に1人が悩んでると知ると、決して自分だけではないのだなと安心できました。
ネットや書籍には改善法が紹介されていますが、試してもなかなか自分に合わず、改善できないまま自信を失っていったのです。
しかし、ある方法に取り組んだことで、私は 3か月で射精障害を改善 することができました。
この記事では、その具体的な取り組みと気づきを、私の体験談としてお伝えします。
私の症状と悩み
最初にも少し記載しましたが、私はEDと射精障害を同時に抱えていました。
EDについてはバイアグラの処方で勃起を維持できるようになったのですが、射精障害については長く苦しむことになりました。
具体的には、勃起はするものの射精までなかなか到達できないといった状態です。そのため相手に気を遣わせてしまい、性行為自体が楽しめずストレスになっていました。
原因として思い当たったのは、長年のポルノ依存や不自然な自慰習慣でした。強すぎる刺激に慣れすぎてしまい、実際の性行為ではうまく射精できない。頭ではわかっていても改善できずにいました。
この状態が続くと、性行為だけでなく自信そのものにも影響しました。「自分は普通じゃないのではないか」という思いが強くなり、改善しなければという気持ちがどんどん募っていったのです。
これまでに試したことと失敗談
射精障害を改善しようと、これまでいくつかの方法を試してきました。
まず最初に取り組んだのは「オナ禁」でした。ただやはり続けるには精神力が必要で私には難しかったです。
また医学的にも根拠がなく、勃起力の低下や精子の質の低下といったデメリットがあることも後で知りました。
詳しくはFIN CLINIC/オナ禁は効果がないのか|メリットややり方について解説の記事にも記載されています。
次に筋トレや生活改善にも挑戦しましたが、根気のない私にはそもそも続けること自体が難しく、症状に直接つながる改善は感じられませんでした。
こうして振り返ると、「やめる」「我慢する」といったストイックで無理な方法ばかりに目が向き、継続できず、症状が改善しないまま時間だけが過ぎてしまいました。
改善のきっかけになった方法
私が改善のきっかけをつかんだのは、「正しい姿勢での自慰習慣」を取り入れたことでした。
私は悪いと言われる足ピンと強グリップの2つの悪い自慰行為を毎日のようにしていました。オナ禁はどうしても我慢が必要になりますが。この正しい姿勢での射精を体に覚えこませるので我慢が必要ありません。
この考えのきっかけになったのは、TENGAが販売している「遅漏改善用オナホール」です。これは通常のオナホールとは違い、性交時に近い姿勢で使用することを目的に作られており、「実際の性行為に近い刺激で練習できる」のが特徴です。
私はこれを使い、従来の「足ピンでの自慰」から、「実際の性行為に近い自然な姿勢と感覚」に切り替えました。
すると、最初はこの体勢での射精に苦労しましたが、続けていくうちに「正常位の体勢」でもこのオナホを使って射精できるようになりました。
私は1日~3日に1回のペースで改善を行い、次第にポルノの刺激も弱くしながら3か月で通常の性行為で射精することが出来ました。
この方法が良かったのは、やはり「オナ禁のように我慢する」のではなく、「間違った習慣を正しい習慣に置き換える」という点でした。無理やストレスが少なかったので、自然と継続でき、同じ悩みを持つ人にも実践しやすい方法だと感じています。

※同シリーズに「早漏用」もあるので、目的に合った商品を選んでください。
3か月間の取り組みと変化
私が正しい姿勢での自慰習慣に切り替えてから、3か月で大きな変化がありました。
1か月目
最初の2週間くらいは正常位の姿勢で射精することが難しかったですが、次第に正常位の姿勢でTENGAの遅漏改善用オナホールで射精することが出来るようになってきました。
2か月目
オナホでの射精はほぼ問題なくできるようになったので実際の性行為で試して見ました。今までとは確実に違い射精感がありましたが最後の1押しが難しく射精に至れませんでした。
体感として感じたのがポルノの影響です。そこで次の1か月はポルノ依存の改善を加えました。
3か月目
次第にポルノの刺激を弱くしていき、最後にはかなり刺激の少ないグラビア写真などでも射精に至れるようになりました。
そしてついに通常の性行為でも射精できるようになりました。相手に気を遣わせることなく自然に行為を楽しめるようになり、大きな自信を取り戻せました。
改善して分かったこと・学び
3か月の取り組みを通して、いくつか大事なことに気づきました。
- 「やめる」より「正しく置き換える」ことが大事
オナ禁のように我慢を強いる方法は続きませんでした。大切なのは「悪い習慣をやめる」より「正しい習慣に置き換える」ことでした。 - 無理のない方法を選ぶこと
筋トレやサプリなど、続けられない方法では改善につながりません。無理が少なく、自然に取り入れられる方法を選ぶことで継続できました。 - 改善には個人差がある
私の場合は3か月で効果を実感できましたが、すぐに結果が出るとは限りません。焦らず、自分のペースで続けることが大切だと思います。 - 自分の体と対話して根気強く取り組む
私は毎月1度、実際の性行為で改善しているかを確認していました。改善の兆候が見られたので3か月続けることができました。途中で「ポルノが影響しているのでは?」など感じ取れたのも自分の体と向き合ったからこそ改善方法を深く模索できたのだと思います。
まとめ
射精障害(遅漏)は、決して珍しいものではありません。
私自身も長く悩んでいましたが、「正しい姿勢での自慰習慣」に置き換えることで、3か月で改善を実感することができました。
今回の体験を振り返ると、次のポイントが特に大切だったと感じます。
- 我慢するより、正しい習慣に置き換えること
- 無理のない方法を選んで続けること
- 改善には個人差があると理解し、焦らないこと
- 自分の体と対話しながら根気強く取り組むこと
私の方法は、特に「不適切な自慰習慣やポルノ依存」が原因の場合に有効だと思います。
ただし射精障害の原因は加齢やメンタル面などさまざまで、人によって異なります。
そのため、不安がある場合は無理に一人で抱え込まず、専門のクリニックで相談することが安心につながります。
私の体験が、同じ悩みを抱えている方の一歩を後押しできれば嬉しく思います。